
相談内容
【新規ご相談についてはこちら】
バイク購入に関するご相談
【購入したいと思ってる車種名は?】
ARAYA TUR
【主な使用目的は?】
週末のサイクリング、普段使い
【予算はいくらまで?】
本体15万 + アルファ (バッグ、リペアキットなど)
【移動範囲は何キロ圏内?】
100K – 200K
【身長/体重は?】
169cm / 75Kg
【その他】
63歳ですが仕事は現役です。
2か月ほど前にダイエット目的でクロスバイクを購入。
最初はあちこち痛み苦労しましたが30日で350K程度は走れるようになり、自転車が面白くなってきたので次を探しています。
スピードを出すことは目指していません。適宜休憩しながら1日10時間くらい走るつもりです。
今は100K走れてますが帰ってくるためには家から50Kの圏内までしか行けません。
輪行しやすいものにして鉄道路線沿いにコースを決め、100K- 200K に挑戦できればと思ってます。
もちろん年齢も考え、その日の体調でギブアップして電車で帰ってきてもいいという保険はかけたいです。
基本的に舗装路、未舗装でも自動車が通れることは前提の道までしか行かないでしょう。
キャンプや野宿はしません。ホテル利用前提で2泊3日くらいの自転車旅はやってみたいと思ってます。
ARAYAのランドナー TURはややレトロな見た目や、小ぶりでの乗りやすさ、フロントフォークが抜けて小さく輪行できる、フロントバックでホテル旅の荷物は間に合いそうなど魅力を感じてますが、キャンプや野宿をしないのならランドナ-の積載能力はいるのだろうか?
じゃあ、グラベルロードかというと、そこまで厳しいところは走らない。
ほどほどの太さのタイヤのロードバイクで、輪行しやすいものがあって、バックと泥除けがあればいいとも思ってます。
また、いっそ旅の荷物は背負うことを前提として、DAHONの小径 Speed RB とかだと、あまり悩まなくてでもいいんじゃないだろうか。
ただ、さすがに1日に走れる距離はTURより劣るのだろうなぁと漠然と思ってます。
アドバイスいただけると幸いです。
ご相談者様への回答
ご相談ありがとうございます。
かなり悩まれているのが文章から伝わってきました。
自転車を新調して、自転車旅に挑戦したいという相談内容ですね。
前提としてレースや速さは求めていないということでした。
上記内容を理解した上で、まず切り捨てていただきたいのは『小径車』です。

(画像:DAHON Speed RB 20inch 折りたたみ自転車)
100km〜200kmに挑戦したいのであれば、やはり小径車は向いていないと思いました。
そして「小径車にして荷物は背負う・・」ともありましたが、荷物を長い時間背負い続けることはお薦めしません。背中の不快感はもちろんのこと、身体に変調をきたす可能性があると思いました。以上のことから小径車は切り捨てていいと判断させていただきました。
次に検討されているARAYA TURを見ていきたいと思います。

価格は132,000円(税込)
完全に旅向けです。輪行もできます。
フレームは丈夫なクロモリで、泥除けは標準装備されています。これにフロントラックや大きめのバッグを揃えてしまえば、2泊3日程度の旅ならすぐに走り出せそうです。
欲をいえばダブルレバーではなく、シマノのデュアルコントロールレバー(STI)などのほうが良いかと思いました。
10年くらい前ならクロモリフレームで、カンチブレーキで、STIレバーで、ツーリング向けのバイクは多くありました。

例えばビアンキのルポ(図:左上)
ラレーのカールトンC(図:右下)
ジオスのピュアドロップ(図:右上)
それからアルミフレームになりますが、ジャイアントのグレートジャーニー(図:左下)というのもありました。かなり売れた人気車種だったように思います。
これらバイクたちが、のちのグラベルロードバイクに取って代わったというのが私個人の認識です。
ご相談内容から察するに、グラベルロードバイクは用途に合わない? そうお考えだと感じましたが、グラベルロードバイクでも良いのではないでしょうか。
タイヤの大きさですとか、タイヤパターンが気になるようであれば交換すれば良いだけの話です。
グラベルバイクについては、グラベル=(砂利道)というイメージが先行していることが良くないと個人的に思っています。
繰り返しになりますが、かつてあった【ツーリングカテゴリー】が【グラベルカテゴリー】に置き替わったというのが私の見解です。
もちろんグラベルカテゴリーにはレースモデルや、完全オフロード向けもあります。しかし大きな枠で捉えてみると、やはりツーリングカテゴリーと呼べるものが多くを占めていると思います。
そこで、どんなグラベルロードバイクがあるのかを、ご相談者様のご予算に応じて紹介させていただきます。

まずはネストのガベルです。
価格は138,600円(税込)

それからライトウェイのソノマ アドベンチャー
価格は117,150円(税込)

最後はマリーンのニカシオ
価格は126,500円(税込)
この辺りのバイクはアップライトなポジションが取れるツーリングバイクと言って良いと思います。
ご紹介した3台すべて前後のフェンダー装着が可能です。2泊3日程度の自転車旅行ならフロントバックやサドルバッグなどで、十分に対応できると思います。
あとは輪行についてもバイク選びのポイントになります。

輪行での旅も想定していれば軽さも重要になりますので提案するバイクも変わってきます。バイクを担ぐという行為はそれぐらい大変です。
駅構内を重いバイクを持って歩いていたら「輪行するんじゃなかったなぁ〜」なんて後悔に繋がるかもしれません。
今回紹介したバイクは正直どれも重いです。
これにフェンダー等の装備品が増えれば持とうと思える範疇を超えるかもしれないですね。なので、そういった意味でもこれら3台は輪行に適しているとは言えないのが本音です。
輪行について言えば、素早く収納できることもポイントの一つになってくると思います。
「ARAYAのTURはフロントフォークが抜けて小さく輪行できる」との記載がありましたが、フォークを外さなくても縦型の輪行バックというのがあります。(前後輪を外すだけ+エンド金具など)
そこで別の提案として、普通のロードバイクでも良いのではないかと思いました。
例えばトレックのドマーネ AL2 Rim は、フェンダーも装着できて(フェンダー装着時の最大タイヤサイズは25c)9.57kgと軽量です。

価格は109,890円(税込)
ただ1点、気になるのはタイヤの太さについてです。
メッセージには「ほどほどの太さのタイヤのロードバイクで___」とありました。しかしリムブレーキは28cまでが限界です。もし30c以上をご希望でしたら、ドマーネはディスクモデルのAL2 Gen4(14.9万円/10.55kg) しか選択肢がなく、価格はおろか車重も1kg増えてしまいます。
とはいえ頻繁に輪行しない。
本当に緊急時だけというのであれば、重さはそこまで気にする必要はないと思いますのでご安心ください。
あまり良い答えを導き出せませんでしたが、少しでもご相談者様の参考になれば幸いです。

Matsunaga
長く付き合っていける、最高の相棒に出会えることをお祈りしています👐
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