【サイパラ相談室】リムブレーキ or 機械式ディスクかで、迷っています。

サイパラ相談室

相談内容

【新規ご相談についてはこちら】
 バイク購入に関するご相談

【購入したいと思ってる車種名は?】
 cannondalel、TREK、SURLY

【主な使用目的は?】
 通勤、街乗り、休日のライド

【予算はいくらまで?】
 こみこみで20~25万円、オーバーしても30万以内におさえたいです。

【移動範囲は何キロ圏内?】
 通勤約15キロ 休日に長くてしまなみや淡路島にいつか行く予定

【身長/体重は?】
 170センチ、63キロ

【その他】
はじめまして。
お忙しいところすいません、よろしくお願いします。30代男です。
     
今回、通勤手段の変更や友人とレンタルしてのツーリングをしてハマり、ロードバイクの購入を検討しています。
使い道としては、通勤、休日の街乗り、たまに遠出して淡路島、しまなみなどのツーリングを目的としています。

クロスバイクやマウンテンバイクは乗っていたことがあるのですが、ロードバイクは初心者なのでエントリーモデル系で考え調べています。
リムブレーキだと、
・cannondale caad optimo

ディスクブレーキなら(予算から機械式ですが)
・TREK Domane AL 2 Gen 4
・SURLY PREAMBLE DROP BAR
・cannondale SYNAPSE 3
     
が、気になっています。
エントリーモデルに大きな差はないのかもしれないのですが、他のおすすめなど、ぜひご指摘をよろしくお願いします。

また、リムブレーキとディスクブレーキの選択基準についても迷っています。
通勤路には大きな坂が数ヶ所あり、距離や走行スピードなど、機械式でもディスクの方がいいのか教えていただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

ご相談者様への回答

ご相談ありがとうございます。

リムブレーキ・ディスクブレーキの両モデルが選択肢に入っている中で、どちらのモデルを買えば良いのか。
同じような予算感で悩みを持っている方は少なくないと思います。

そこで今回は、検討されているバイクの特徴(メリット・デメリット)をお話ししていきたいと思います。

まず比較の前に触れておきたいのがサーリーのプリアンブルです。

(画像:SURLY PREAMBLE DROP BAR)


これはロードバイクとは少し違ってくるものになります。surly officialによるとこんな記載がありました。
【PREAMBLE=commuting】

コミューターというのは、通勤通学を含めて日常生活の移動手段、つまりは街乗りという意味合いです。ドロップハンドルこそついていますが、ロードバイクと言うには少し異なってくると思います。

そもそもサーリーについては、「マスプロダクトなんかダサい」「みんなが乗らないようなバイクに乗りたい!」といった方が選ぶブランドのイメージです。

それでは次に、それぞれのバイクを比較しながら見ていきます。
まずはキャノンデールのCAADオプティモです。

<参考価格:165,000円>


グレードについては不明でしたが、全体の価格帯からみて”CAADオプティモ3”とさせていただきました。
こちらはSORA組み。用途としては”サイクリング全般向き”で、一部レースに出てもおかしくないジオメトリーのバイクだと思います。

純正のタイヤサイズは”25c”です。
リムブレーキであるため、おそらく”28c”が使用できる最大のタイヤサイズなってくると思います。


次にトレック ドマーネAL2 Gen4を見ていきます。

<参考価格:165,000円>


コンポーネントはクラリスで、用途としてはサイクリングを含めてのツーリング。
積載も十分にできますので汎用性が高いバイクと言えます。

フェンダーも装着が可能で、最大タイヤ幅は”38c”まで履けると公式HPに記載があります。

<フェンダーあり:35cが最大>


続いてキャノンデールのシナプス3です。

<参考価格:160,000円>


コンポーネントはSORA組みで、こちらもトレックと同じようにサイクリング全般、ツーリング、積載などが可能です。
ドマーネとだいたい同じような性格のバイクと言えます。

そしてサーリーのプリアンブル ドロップバーモデル

<参考価格:207,900円 完成車>


コンポーネントはマイクロシフトで9段変速になります。
用途としてはドマーネやシナプスに近いと思います。
標準のタイヤ幅は”35c”なので、38〜47cくらいの大きさのタイヤが履けると思います。

仕様の部分では、同じディスクブレーキモデルのドマーネと、シナプスがスルーアクスル規格(ホイールの固定方式)を採用しているのに対して、プレアンブルはクイック式を採用しています。
そこで注目していただきたいのがカスタマイズにおけるデメリットの面です。

そもそも前後クイックレリーズのディスクブレーキモデルは、いわゆるDISCロードバイクが出始めた頃の黎明期に一部登場していたものになります。
つまりはカスタムホイールの選択肢がありません。もしホイールをアップグレードしていきたいとか、修理で交換が必要になった際に、良いものを探すのは大変になると思います。

<Front/Rear hub:Novatec, 6-bolt disc, 32h, QR>


それでは、各バイクの特徴をおさらいしていきたいと思います。

唯一、リムブレーキのキャノンデール CAAD オプティモ3は、最もスポーティブに楽しめるバイクだと思いました。それ故にもっと走りを追求したくなった際には、早々にミドルグレードのディスクブレーキへ乗り換えをたいと感じるかもしれませんね。

それからトレックのドマーネAL2 Gen4、キャノンデールのシナプス3は汎用性が高く、守備範囲の広いバイクですが、それゆえに重量があったりだとか、ロードバイクとしての反応が少し鈍かったりします。
使用目的の中に”速さ”を求めるような記載はありませんでしたが、走りの部分にのめり込んでいった場合、こちらも方向性の違うバイクが求めるようになるかと思います。

そしてサーリーのプリアンブルについてですが、こちらはかなり”重い”です。理由はフレームがクロモリ製で、ディスクブレーキのモデルだからです。
デメリットはクイック式を採用したディスクブレーキモデルであるため、カスタマイズの選択肢がないこと。逆にメリットは最大で47cのタイヤが履けることで、ドマーネAL2 Gen4やシナプス3と同じように積載にも強く、汎用性の高いバイクだと言えます。
(基本的にはサーリーに乗りたい!という強い意志がなければお薦めしません)

それからリムブレーキかディスクブレーキかの選択基準についての記載がありました。
正直なところ、この価格帯で選択肢が機械式ディスクなのであれば、今回のご相談内容に関係なくリムブレーキをお薦めします。その理由はリムブレーキモデルのほうが軽快で、気にされている登坂もオプティモ3ならキビキビ走ってくれると思ったからです。


それと今回の使用目的から考えて、
あくまでツーリングバイクだけが目的なのであれば、ドマーネAL2 Gen4、シナプス3のほうが良いかもしれません。
ただし積載についてはフレームバッグやサドルバッグといった用品もあります。つまりはオプティモ3でも代用は可能であると言えます。

最後に”他のお薦め”との記載がありましたので、2台ご紹介させていただきます。
まずはコラテックのドロミテです。

<参考価格:169,400円 Tiagra完成車>


こちらは”ティアグラ組み”の完成車でリムブレーキモデルになります。この価格帯で見ても非常にスペックが高いと思いました。タイヤの最大サイズについては、リムブレーキですので”28c”程度。性格についてはCAADオプティモに近いものとお考えください。

それからもう1台は、ジャイアントのコンテンドAR4です。

<参考価格:159,500円>


こちらはクラリス組みで、機械式デクスクブレーキのモデルです。フェンダーやラックの取り付けも可能ですので、ツーリングやサイクリングに最適なバイクです。
特徴としては乗り心地を重視したシートポスト”Dフューズ”が採用されています。
※Dフューズについては▶︎こちら
をクリック。



というわけで、最終的に選択肢を増やす結果となってしまいました。
あとは中古に抵抗がなければ、同じ価格帯でグレードを1〜2上げられると思います(※カーボンモデルで油圧式ディスクモデルなど)
その辺りもぜひ検討してみてください。

Matsunaga

どのバイク選んでもきっと間違いありません。購入した暁には仲間たちとのツーリングをいっぱい楽しんでください👋

 

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